■ 「次代をリードする人材育成研究開発重点校」(エル・ハイスクール)実施要項 平成14年4月 大阪府教育委員会



        「次代をリードする人材育成研究開発重点校」
          (エル・ハイスクール)実施要項

T 趣旨

 大阪府教育委員会(以下「教育委員会」という。)は、平成13年7月の学校教育審議会中間答申「生徒のニーズの変化等を踏まえた府立高等学校の全日制の課程及び定時制の課程等の今後のあり方について」の趣旨を踏まえ、府立高等学校において、21世紀をリードする創造力溢れた人材や先端的な科学技術を支える人材などの育成を推進するため、組織的で計画的な教育実践に主体的・意欲的に取り組むとともに、その実践成果を他の高等学校の教育活動に提供する府立高等学校を、「次代をリードする人材育成研究開発重点校」(以下「エル・ハイスクール」という。)として指定する。
 エル・ハイスクールの名称については、「次代をリードする」(Leading)、「生涯学習」(Life−Long Learning)、「幅広い教養」(Literacy)といったキーワードのそれぞれのイニシャルである「エル」から名付けたものである。
 エル・ハイスクールにおいては、次の時代をリードするにふさわしい、生涯にわたって主体的に学ぶ力とそれを支える体力・精神力、他者を思いやることのできる豊かな心や洗練された感性などを身に付けさせるため、様々な取組を行う。

U 実践内容

1 エル・ハイスクールにおいては、次に掲げる事項を明確にした上で、各学校の実態に即した教育活動を展開する。
(1) 教育目標
(2) 教育課程編成の工夫
(3) 生徒の自主学習・自主活動の支援・振興
(4) 高等教育への接続を踏まえた進路指導の充実
(5) 教員の指導力向上
(6) 上記を実行するための校内体制
(7) その他
2 エル・ハイスクールにおいては、必要に応じて、他の府立高等学校に対してその実践に関しての情報提供を行う。

V 実践成果に対する評価及び報告

1 エル・ハイスクールは、各年度未に教育目標に対する実践を評価するとともに、成果報告書を教育委員会あて提出すること。
2 実践に対する評価を行う際には、校内はもとより外部からの評価を受けること。

W エル・ハイスクールの運営
1 エル・ハイスクールの円滑な運営を図るため、「エル・ハイスクール連絡協議会」(以下「連絡協議会」という。)を設置する。
2 連絡協議会は、エル・ハイスクール及び教育委員会関係者等により構成する。
3 連絡協議会において、エル・ハイスクール相互の情報交換及び公開授業等の企画運営を行う。
4 エル・ハイスクールは、随時、指導主事の指導訪問など、教育委員会の指導助言を受ける。

X エル・ハイスクールの選定

 教育委員会は、各学校の教育目標、及びその達成に向けての教育課程編成等の工夫、生徒の自主学習の支援、進路実現に対する取組、学校行事・部活動等の取組、教職員の指導力向上への取組等の実績及び今後の計画を総合的に判断してエル・ハイスクールを選定する。その際、地域バランスを考慮するものとする。

Y その他

 その他エル・ハイスクールの指定について必要な事項は別に定める。

附則

 この要項は平成14年4月1日から施行する。





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平成14年4月 大阪府教育委員会

        「次代をリードする人材育成研究開発重点校」
          (エル・ハイスクール)について

1 趣旨
 大阪府教育委員会は、平成13年7月の学校教育審議会中間答申「生徒のニーズの変化等を踏まえた府立高等学校の全日制の課程及び定時制の課程の今後のあり方について」の趣旨を踏まえ、府立高等学校において、21世紀をリードする創造力溢れた人材や先端的な科学技術を支える人材などの育成を推進するため、組織的で計画的な教育実践に主体的・意欲的に取り組むとともに、その実践成果を他の高等学校の教育活動に提供する府立高等学校を「次代をりードする人材育成研究開発重点校」(エル・ハイスクール)として指定する。
 エル・ハイスタールの名称については、「次代をリードする」(Leading)、「生涯学習」(Life-Long Leading)、「幅広い教養」(Literacy)といったキーワードのそれぞれのイニシャルである「エル」から名付けたものである。
 エル・ハイスクールにおいては、次の時代をリードするにふさわしい、生涯にわたって主体的に学ぶ力とそれを支える体力・精神力、他者を思いやることのできる豊かな心や洗練された感性などを身に付けさせるために、様々な取り組みを行う。

2 指定校数
 全日制府立高高校15校程度

3 指定期間
 平成15年4月1月から、原則として5年間

4 選考方法
 (1)指定を希望する学校から提出された書類により第一次選考を行う。
 (2)第一次選考により選出された指定候補校の校長に対してヒアリングを行い、エル・ハイスクール指定校を決定する。

5 指定校の決定及び公表
 平成14年7月中旬

6 実践内容
 (1)教育目標
 (2)教育課程編成の工夫
 (3)生徒の自主学習・自主活動の支援・振興
 (4)高等教育への接続を踏まえた進路指導の充実
 (5)教員の指導力向上
 (6)上記を実行するための校内体制
 (7)その他

7 支援内容
 エル・ハイスクールに指定された各学校に対し、その取組内容によって、予算上の支援、発展的な学習活動の充実のための支援など必要な支援を行う。



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    エル・ハイスクール連絡協議会設置要項

(目的)
第1条 「次代をリードする人材育成研究開発重点校(エル・ハイスクール)実施要項」に従い、エル・ハイスクール事業の円滑な推進を図るため、エルハイスクール連絡協議会を設置する。

(構成)
第2条 本協議会は以下の委員及び事務局によって構成される。
委員
・教育振興室高等学校課長
・教育振興室高等学校課首席指導主事
・エルハイスクール指定校校長
事務局
・教育振興室高等学校課指導主事

(委員長)
第3条 本協議会に委員長及び副委員長(2名)を置く。
2 委員長は高等学校課長とし、副委員長は指定校校長から委員の互選により任命する。
3 委員長は、協議会を代表し、会務を総理する。
4 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故のあるときは、これを代行する。

(設置期間)
第4条 本協議会の設置機関は、平成14年7月30日から平成20年3月31日までとする。

(業務)
第5条 本協議会は、次に示す業務を行う。
・指定校への事業に関する情報提供
・指定校相互の情報交換
・事業内容に関する協議
・指定校への事業推進に関する指導・助言





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    次代をリードする人材育成研究開発重点校(エル・ハイスクール)

趣 旨
 大阪府教育委員会は、平成13年7月の学校教育審議会中間答申「生徒のニーズの変化等を踏まえた府立高等学校の全日制の課程及び定時制の課程等の今後のあり方について」の趣旨を踏まえ、府立高等学校において、21世紀をリードする創造力溢れた人材や先端的な科学技術を支える人材などの育成を推進するため、組織的で計画的な教育実践に主体的・意欲的に取り組むとともに、その実践成果を他の高等学校の教育活動に提供する府立高等学校を、「次代をリードする人材育成研究開発重点校」(以下「エル・ハイスクール」という。)として指定しました。
 エル・ハイスクールの名称については、「次代をリードする」(Leading)、「生涯学習」(Life-Long Learning)、「幅広い教養」(Literacy)といったキーワードのそれぞれのイニシャルである「エル」から名付けたものです。
 エル・ハイスクールにおいては、次の時代をリードするにふさわしい、生涯にわたって主体的に学ぶ力とそれを支える体力・精神力、他者を思いやることのできる豊かな心や洗練された感性などを身に付けさせるため、様々な取組を行います。

指定期間
 平成15年度 〜 平成19年度(5年間)

研究テーマ
1.発展的学習のための教育課程編成や教育内容及び指導方法の研究
2.自主学習活動支援のための講習・補習などの教育内容及び指導方法の研究
3.高等教育機関等への進路実現を図るための教育内容及び指導方法の研究
4.豊かな知性、感性などを育むための学校行事などの指導内容及び方法の研究
5.生徒の自主性、社会性を育むための生徒会活動、部活動などの指導内容及び方法の研究
6.教職員の資質向上及び指導力向上のための教職員研修などの研究
7.その他本事業に関連した学校独自の研究

学校名 校長名 住所
大阪府立北野高等学校  中垣芳隆 大阪市淀川区新北野2−5−13
大阪府立豊中高等学校  須賀寅充 豊中市上野西2−5−12
大阪府立春日丘高等学校 西川泰行 茨木市春日2−1−2
大阪府立茨木高等学校  萩原善慧 茨木市新庄町12−1
大阪府立大手前高等学校 徳永博正 大阪市中央区大手前2−1−11
大阪府立寝屋川高等学校 足立正昭 寝屋川市本町15−64
大阪府立四条畷高等学校 戸谷健三 四條畷市雁屋北町1−1
大阪府立高津高等学校  木村智彦 大阪市天王寺区餌差町10−47
大阪府立八尾高等学校  野村利夫 八尾市高町1−74
大阪府立天王寺高等学校 山崎彰  大阪市阿倍野区三明町2−4−23
大阪府立今宮高等学校  松岡文平 大阪市浪速区戎本町2−7−39
大阪府立生野高等学校  上田俊次 松原市新堂1−552
大阪府立富田林高等学校 大西隆  富田林市谷川町4−30
大阪府立三国丘高等学校 赤塚民三 堺市南三国ヶ丘町2−2−36
大阪府立泉陽高等学校  木村俊一 堺市車之町東3−2−1
大阪府立鳳高等学校   並松善秋 堺市原田150
大阪府立岸和田高等学校 児玉道仁 岸和田市岸城町10−1



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