● 高校における分割履修科目の一部単位不認定と進級について 昭和42年3月24日 文部省初等中等教育局中等教育課


昭四二・三・二四
文部省初等中等教育局中等教育課事務連絡


 照 会
 本校では、「英語B」を、各学年六単位、計一八単位履修させているが、ある生徒が、第二学年の六単位の修得を認められなかった場合、この生徒を進級させてよいか、原級に留置させるべきか。

 同 答
 (1) 学年の課程の修了は各学校において規定するところであるが、通常、当該学年に修得すべき各教科科目単位数の1/3程度(一二単位前後)が修得されない場合、原級に留置する措置がとられているようである。本件も、この趣旨によって処理することが妥当であろう。但し、修得されない教科、科目単位数が1/3程度より少ない場合においても、爾後の学習成果が殆ど期待されないと判断される場合は、原級留置することも必要であると考えられる。
 なお、単位を修得できなかった科目については、追試験その他適切な方法によって、科目の単位の修得を認定することとなる。
 (2) なお、本件の照会は、学校の管理機関である東京都教育委員会に対して行なうべきである。



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